What’s theremin
Theremin school
テルミンは、1920年にロシアの天才物理学者レフ・セルゲイヴィッチ・テルミンによって発明された世界最古の電子楽器。楽器に触れずに演奏することが最大の特徴です。
2本のアンテナから微弱な電磁波を発し、近づいてくるものの距離と面積に反応して音が変化します。
5オクターブの音域があり、縦のアンテナで音程、横のアンテナで音量をコントロールします。鍵盤やフレットなどのように、見たり触ったりして音の位置を確認する手段がなく、演奏者の修練が求められます。
音階が無段階につながっていて、この点ではトロンボーンなどと近いイメージかもしれません。
写真は、教室でも使用しているMoog社のEtherwaveThereminです。

Matryomin school
「マトリョミン」は、ロシアの民芸品マトリョーシカにテルミンの機能を収めた、マトリョーシカ型のテルミン。私のテルミンの師匠、竹内 正実 氏が代表を務める電子楽器メーカー Mandarin Electronから2003年に発売された製品です。
テルミンのように外部に露出したアンテナは無いため、一見普通のマトリョーシカですが、中に電子回路とアンテナがあり、テルミン同様、アンテナ(マトリョミン頭部)に手を近づけると音の高さが 高く、遠ざけると低くなります。音域もテルミンと同じ5オクターブの幅があります。
テルミンと最も違う点は、マトリョミン演奏には音量のコントロールがないことです。高い音楽性や技量が求められる音量変化をしなくてよいためピッチ(音高)の制御に集中でき、テルミン初心者の方にもおすすめです。
実は、マトリョミンはギネス記録を持っています
※
教室の様子を、一部Instgramに載せていますので、ご参照ください。
